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エディオンがLIXILと資本提携

エディオンがLIXILと資本提携

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 家電量販店のエディオン(大阪府大阪市)は8月26日、LIXILグループと資本業務提携契約を締結した。これにより同社は、LIXILと新たなパックリフォームの開発や器具・設備入れ替え工事「プチDEリフォ」の商品数を増やしていく。

 エディオンは資本業務提携を契約した同日、LIXILグループに対し、第三社割当による新株発行及び、自己株式の処分を行うことを決めた。これによりLIXILはエディオンの発行する株式の8%を保有する予定で、筆頭株主となる。エディオンの課題であった、商品開発力の強化と工事能力の向上が提携の目的だ。一方、LIXILにとっては全国320店舗以上の、家電量販店の店舗網を活用できるため、販売力の強化につながる。

 具体的な両者連携による、新商品発売の時期は未定だが、エディオンは窓、サッシ、ドア、インテリア、エクステリアなどの商品を新たに取り扱う予定。これらの商材はLIXILの工事ネットワークを利用して、施工するものと想定される。水まわりを中心としたリフォームから、大きく商材の幅が広がる見込みだ。

 エディオンは2009年にリフォーム事業に参入後、わずか4年で売上高は344億円に達した。3年後には1000億円突破を目指しており、そのために事業の3本の柱である太陽光、オール電化、リフォームのうち、リフォームを最も強化する方針を打ち出している。

 ただ、現状の商品アイテム数では、約420万人のカード会員をメーン顧客としている関係上、到達が厳しい状況だった。今回の提携で、取扱商品数を増やし、1顧客あたりのリフォーム単価を上げる戦略と推測される。

 LIXILも、グループの売り上げを3年後に、現在の24%増である1兆1350億円に拡大する計画だ。リフォーム売り上げは2479億円から3450億円とし、今回の提携で強化を進めていく。

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