有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

エディオン、売上高3割増の443億円に《決算》

エディオン、売上高3割増の443億円に《決算》

このエントリーをはてなブックマークに追加

家電量販店エディオンの2014年3月期決算リフォーム売り上げは前年度比28.7%増の443億1700万円だった。計画の450億円には届かなかったものの、達成率は98.4%と近似値で着地した。今期計画は前年度比43.3%増の635億円、その翌年には1000億円と、さらに大きな増収を見込む。

今期は635億円と大幅増収計画

 エディオンのリフォームは、「リフォーム(水まわり中心)」、「太陽光発電」、「オール電化」に3分類されるが、増収の牽引役となったのはこの中の「リフォーム」。単事業売上高は前年度比59.4%増の199億3300万円を記録した。

エコ・リビングソーラー商品売り上げ推移
エコ・リビングソーラー商品売り上げ推移

 増収につながった理由の1つが、キッチンやバスを展示するリフォームコーナー導入店舗の増加。従来、売り場面積800坪以上の中規模店以上に同コーナーを新設してきたが、前期は300~500坪の小型店にも導入を進めた。その数は今年3月時点で直営369店中214カ所。1年間で80カ所近く増加しており、期初計画の207カ所を上回る。

 また、前期から取り替えリフォーム商品「ぷちdeリフォ」を全店舗で展開。同商品はリフォーム未検討者を取り込むことを目的としており、例えばレンジフードはフードに取り付ける紙のフィルターなどを購入しに来た人に提案する。清掃性の高い最新の商品を「3時間の交換、4万9800円から」のキャッチフレーズで、昨年12月の高需要期には月間約1000台販売。ほかにもトイレや洗面化粧台、ビルトイン食洗機を、日常の買い物客に提案し、効果を上げてきた。

 さらに、営業スタッフへの研修や大型リノベーション(2店舗で実施)などで、事業強化を推進した。

 今期は売上計画635億円に対し、引き続き3分類のうちの「リフォーム」を中心事業に位置付け、達成を狙う。「リフォーム」単事業売り上げは、前年度比60%増の320億円を計画。全体売り上げの半分を超える見込みだ。

 具体的な戦略としては、リフォームコーナーを50カ所以上拡大し、来年3月で270店舗への導入を図る。加えて、玄関リフォームや外壁リフォームなども行う大規模改修取り扱い店舗を拡大。8店舗増やし10店舗とする。さらに、「ぷちdeリフォ」の商品アイテム数を拡大するほか、777店舗のFC店でもリフォーム事業展開を進める方針だ。

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる