新築OB以外で26億円計画
埼玉県でナンバーワンのリフォーム売上高を誇るポラスグループ(埼玉県越谷市)が今期リフォームで大攻勢に出る。同グループのリフォーム売上高は約70億円だが、ここ数年伸び悩みが続いている。そこで、リフォーム専業会社ポラスのリフォームが起点となり、再び拡大を狙っていく。
サイトの中段には毎月1つ、「再新の家」で行った注目の施工実例を掲載している。
サイトへの滞留時間も延び、資料請求の件数も増えた
ポラスのリフォーム今期だけで11億円増へ
ポラスのリフォームは、グループで建てた新築以外の顧客を開拓する戦略的子会社だ。前期は15億円の売り上げがあった。これを今期は26億円まで高めたい考えだ。
そのために、今期はパッケージ商品の拡販に努める計画だ。
まず、フルリフォーム商品「再新の家」の販売を拡大する。この商品は戸建てなら坪18万円、マンションなら平米5万円の定額制で、工事費用の算出が非常に明快な商品だ。今期は特にマンションの販売に注力する。
「実は2014年度にはマンションだけで100件受注があったんです。しかし前期は50件。まずはこれを元の水準まで戻す考えです」(望月真部長)
具体的には、オープンハウスを積極的に行い、実際の完成事例を見せることによって訴求を図る。
目標設定も明確に行った。平均単価900万円の戸建ては80戸、500万円のマンションは70戸、1500万円の長期優良住宅化リフォーム14戸の受注を目指し、フルリフォームだけで12億円の売り上げを目指す。
低価格の新商品を投入
同社のリフォーム戦略は高額商品だけではない。低価格帯でも新商品を投入する。それが「再新の家すまいる」だ。これは、100万~160万円で水まわりと内装工事をセットでできるというもの。4月から販売を開始している。この商品を戸建てで42戸、マンションで38戸の販売を目指している。

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