北海道旭川市に拠点を置くカワムラ(川村純一社長)は、老朽化による本社ビルの建て替えに伴い、1月12日に本社ショールームをリニューアルオープンする。新ショールームはお客さん自身がタブレット端末で、商品説明が見れるなど、家族で楽しめる企画が随所に散りばめられる予定だ。

内装は特徴である木をふんだんに使用
「まず店舗の正面に直径5mの回転式円形展示台があり、キッチンや洗面、トイレなどを置いて回すことができます。また、まだ案の段階ですが、以前行っていた演奏会もこの展示台を使って行う計画をしています」(鈴木博氏)
コンセプトはアミューズメント性がある店作り。例えばキッズスペースは1、2階の両方に作られ
ており、そこでは同社の工場で出た端材を使った積み木で遊ぶことができる。また、女性が商品を見ている間などに、男性がくつろげるようマッサージチェアも用意した。
「ミストサウナを手で体感できる実験機も設けます。また、壁には42型のスクリーンを4つ組み合わせた大型マルチスクリーンを設置して、そこでは会社の歴史や概要を見てもらう予定です。お客様に遊びに来てもらえるような店にしました」(同氏)
店舗面積は1、2階で1600平米。商品は20数台のキッチンや9台のバスなどの水回りのほか、16セットの玄関ドアや、20〜30セットの建具などが展示される予定だ。各商品はキャスターなどで簡単に移動できる工夫が施されており、随時展示内容を変更できるようになっている。
同社の2011年度リフォーム売り上げは、前年度比111%の10億8000万円(会社売り上げ30億7000万円)。関連会社で積算ソフトの開発なども行っている。

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