福岡県や長崎県を中心に、前期リフォーム売上高12億5000万円を記録したのが、谷川建設(長崎県長崎市)だ。注文住宅を年450棟、新築で年500棟販売するビルダーだが、約6年前からリフォーム事業も強化。386件のリフォームのうち、65%を新築OBから受注することに成功した。
【リポート/編集部 高田遥介】
Before:リフォームする前の状態
After:同社でリフォームした事例。床などに自然素材を活用するのが強み
「家歴書」で住宅履歴管理
同社の前期のリフォーム件数は386件。そのうち新規は35%で、新築からのOBが65%だった。数万円単位の少額案件から、3000万円を超えるような大型リノベーションまで幅広く手掛けている。
同社では約1万7000件の新築OB顧客がいるが、これらのデータをシステムに落とし込み「家歴書」として情報管理。新築やアフターフォロー、リフォームまで、いつ訪問しどこを直したかを記録している。
「新築で5、10年点検を行いますが、定期訪問すると改装依頼や増改築の相談など、リフォーム需要が出てきます。そうした案件を登録、対応し、そろそろこのお客さんは大丈夫だろうかと気づき、提案できます」(福岡リフォーム課・峰琢磨氏)

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