簡易荷揚げ機
室内から設置ができる
わずか10分で部屋側から設置できる簡易荷揚げ機がこのほど誕生した。開発したのは、沖縄県で窓の改修事業などを営むマルヨ(本部町)。饒平名知成社長は「内装屋さんの荷揚げや窓工事にも利用できます。作業の軽減につながるはずです」と利用の可能性を話す。
今回の簡易荷揚げ材は、G型に曲げられた単管を1本または2本、サッシを外した窓にまたがるように組み立てていく。単管はジャッキで固定。同単管の窓から外に突き出た部分に滑車を取り付けることで、荷揚げ作業の軽減に成功した。
単管材の重さは15kg程度。アルミ材としたことで、持ち運びしやすい重量を実現した。
サッシ巾が160cm以上であれば、設置可能。サッシや本体や内装、床などを傷める心配もない。
「今までこうした商品はありませんでした。これで人が窓やベランダの外に身を乗り出さずに作業ができます。引っ越しなどの作業軽減にもなると考えています」(饒平名社長)
沖縄県工業技術センターのコンピューター解析によると500kg程度の荷重に耐える結果がでた。今後は、安全性が確認できれば、部屋側から設置できる簡易足場としての利用も進めていきたい考えだ。
「現在、特許出願中です。足場に利用できるようになれば、カバー工法などにも利用でき、工期、工程、予算等の削減が可能になります。今後、簡易足場として商品を実現するために興味がある事業者と連携していきたいです」(饒平名社長)

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