コロナ禍で話題となった「事業再構築補助金」。企業の新規事業創出を支援する、政府の政策だ。その補助金を活用し、新ビジネス強化、成功しているリフォーム会社がある。それが新築とリフォームで17億円を売り上げる相羽建設(東京都東村山市)。直近でオフィス新築、改修依頼が増えており、リフォーム売上高の半分を占める勢いだ。
【リポート/編集部 高田遥介】
事業再構築補助金で改修
2階では打ち合わせを行う際にホワイトボードも活用できる(©Masao Nishikawa)
同社は昨年夏、本社オフィスを改修。関係者やその家族へお披露目会を実施した結果、そこから約2億円近い案件を獲得した。リフォーム売上高のうち、法人だけで50%、売り上げは4億8000万円を見込む。
築20年近い約60坪のオフィス改修は、社内の声がきっかけだった。
「モデルハウスは奇麗ですが、オフィスは特段普通。契約時にお越しいただくと、時々お客様に『社内はモデルハウスと違うんですね』と言われました。また、仕事が自分の机だけで完結し、会話が少なかった。言行一致をコンセプトにし、家のモデルをオフィスでもやろうとなりました」(相羽健太郎社長)

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