コロナによる買い控えや工期の延期、木材原価の高騰、人口減少問題など、新築ビジネスの立ち位置は決して明るくはない。既報の通り、帝国データバンクや東京商工リサーチの調査によれば、建設業のコロナ倒産の多くが、新築を手掛ける中小零細工務店だった。こうした逆境のなかで、リフォーム業に乗り出すことが、会社の永続させていくひとつの答えになるかもしれない。この連載では、工務店ならではの設計力や技術力を駆使し、いかにリフォーム事業を拡大するか、課題も含め、現場のリアルな声をお届けしていく。
工務店のリアルな声 VOL.4
販促なしで1000万円超リノベ3棟受注
「ママ目線のかわいい家づくり」で差別化
5年前に社屋を建て、営業だけでなく人材採用にも成功
「新築需要はほぼ横ばい。世の中の流れに照らし合わせてもリフォームの問い合わせは増えるはず」と同社の太田圭介社長。リフォームに特化した販促こそ行っていないが、1000万円ほどのフルリフォームを前期1棟に対し今期は3棟を受注。大小60件ほどの工事を受注し、トータルで約5000万円の売り上げになった。
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