飯田グループホールディングス、新築OBフォローの強化でリフォーム225億円に【業種別リフォーム売上ランキング2023・ビルダー・工務店部門】

年4万棟の戸建て住宅を分譲する飯田グループホールディングス（東京都武蔵野市）は、グループ間で連携してリフォームを強化している。前期のリフォーム件数はグループ全体で18万3610件、リフォーム売上高は前期比112％の225億円。現在強化するのが、メンテナンス、リフォーム事業だ。

OBフォロー軸に18万件施工
防蟻工事が半分、屋根外壁が25％

メンテ・リフォーム事業強化

グループ間でノウハウ共有

同グループのリフォーム工事別の受注件数割合は、防蟻工事が半分を占めている。続いて屋根外壁塗装が25％、配管洗浄が15％、残りが太陽光、蓄電池、給湯器、エクステリア、外構工事などだ。

同グループは2021年から、事業ポートフォリオの拡大を掲げ、メンテ・リフォーム事業を強化している。これまでは、戸建て分譲事業を主とした収益構造。そこから、ポートフォリオの一つとしてメンテ・リフォーム事業の規模拡大、収益構造の安定化に向けた取り組みに着手している。

主な取り組みは、グループ間のノウハウ共有だ。グループ内で先行展開している会社のノウハウを情報共有し、各社の特性に応じてカスタマイズ、運用している。