新築事業を手掛ける相羽建設(東京都東村山市)は、リフォーム事業が好調で、今期売上高が前年比約70%増の2億円を見込む。
増収の要因は、2年半前にマンションの一室を改修して作ったリフォームショールーム「あいばこ」を拠点とした提案が効果が出始めたこと。さらに、新築・リフォームのOB会員組織「家守りの会」が360世帯に増え、リピートや紹介などの受注が増えた。
相羽健太郎社長は「リフォーム事業は将来的に会社の下支えになる事業。6月には新たに1名加えさらに強化していく方針です」と話す。
「あいばこ」は、既存マンションをフルリノベーションし、実際に使用できるキッチンやトイレなどの住宅設備も導入されているモデルルーム。「暮らしを楽しむ」をコンセプトとしており、「ヨガ教室」「片付け講座」などがほぼ毎日開催されており、地域住民へのPRの場となっている。
また、会員組織は無料と有料の2種がある。主なサービス内容は年1回の建物点検、トラブル時のメンテナンス対応などがある。「電球1個のトラブルから、建て替えの相談までなんでも相談に乗れるようにサポートし、当面は1000件の会員化を目指します」(相羽社長)
同社は年間約60棟程の新築を手掛けるビルダー。

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