注文住宅をメインに手掛ける泉北ホーム(大阪府堺市)が業績を伸ばしている。直近の年間着工棟数は前期を12%ほど上回る550棟となった。2024年5月期の売上高は前期比9%増となる145億円に達する見込みだ。価格帯や性能に応じて3種のパッケージプランを用意し、消費者ニーズを掴んでいる。
3つのパッケージプランで訴求
全棟「長期優良住宅」取得
泉北ホームは、注文住宅に特化し、関西圏で売り上げを伸ばしているハウスメーカーだ。毎年約1割ずつ着棟数を増やし、前期の着工棟数は約550棟に及んだ。この5年間で4割ほど伸びている。棟数に比例して売上高も着実に伸ばしており、2024年5月期は9%増となる145億円を見込む。これも5年前から5割増となる数字だ。
好調な売り上げを支えるのは、「フル装備の家」と呼ばれる注文住宅のシリーズだ。構造、性能、建材、設備のひとつに至るまで、ユーザーの安全と快適さを追求した同社の看板商品となっている。「プレミアムパッケージ」、「メジャーパッケージ」、「スマイルパッケージ」と、松竹梅の3種類のパッケージをラインナップしている。

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