細田工務店(東京都杉並区)が今年度からの3ヵ年中期経営計画において、リフォーム事業を本格強化する方針を打ち出した。
- 提案型リフォームの拡販
- 営業効率の改善
- アフターフォローの充実
この3点により、リフォームを成長事業として転換する計画だ。
(1)の提案型リフォームの拡販は耐震リフォームなどの受注増を狙うもの。そのため5月には全面改装パッケージ商品である「住まいの快装物語」をリニューアルした。
「全面改装商品は全般的に中身を見直しました。以前はフルスケルトンにし、配管や断熱性能まですべて入れ替える内容でしたが、高スペックすぎてニーズが少なかったのが実情です。そこでお客様の手の届きやすいように、耐震補強はしますが、壁は必要な箇所だけはがすなどでコストを抑えました」(荒木義美リフォーム部長)
価格は以前の標準40坪で坪27万円から、標準30坪で坪25万円とした。
(2)営業効率の改善については4月から東京を中心に工販分離を開催。従来、営業から現場管理まで、一貫して対応していた体制を変え、スタッフの専門性を高めた。今後横浜、成田、つくばも同様に工販分離を進める。
(3)のアフターフォローの充実については、10年保証期間を満了する新築顧客に対し、アフターを強化することで、20年保証の延長工事を獲得するもの。今後、専門スタッフを配置し、対応力を高める方針だ。
ちなみに2013年3月期決算はリフォーム売上高が前年度比6.8%増となる11億9700万円。今年度は前年度比8%増の12億9300万円の売り上げを見込む。

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