土屋ホームトピア(北海道札幌市・菊地英也社長)は、柱の引き抜きを防止できる独自のリフォーム用金物を発売する。商品名は「Shake Block」。従来は同社が行う耐震リフォームにおいてのみ利用していたが、このほど外部に向けて販売を開始することになった。
この金物は柱と土台、基礎の緊結を既存住宅でも可能にしたもので、今年1月に日本建築防災協会の認定を取得した。取り付けにかかるユーザー費用は1棟当たり約4カ所の施工で15~16万円(壁の補修費は含まず)と、低コストで行える。
日本建築防災協会から認定
また、外壁の一部を剥がすだけで、施工ができ、取り付け後は補修での対応が可能だ。
阪神淡路大震災以降、新築住宅ではホールダウン金物による柱の引き抜き防止対策が行われてきたが、既存住宅はいまだ、基礎と土台の結合が脆弱である建物も多い。「Shake Block」は耐震対策として、見落とされがちなこの柱の引き抜きによる建物崩壊を防げる。現在販売準備中で、販売時期は未定。

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