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アメリカでは広さより機能性や調和を重視

アメリカでは広さより機能性や調和を重視

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 近年、アメリカではキッチンにおけるリモデルの人気が高いが、近年のエンドユーザーは、キッチンに美しさや広さより、機能性を重視していることが分かった。これはアメリカ屈指のホームデザインウェブサイト「ハウズ」がリモデル検討者、リモデル実施中のエンドユーザーに対して行った調査の結果によるもの。それによると、正方形型のキッチンスペースを他の部屋と合併させて、アイランド型キッチンにしたいと答えたのは3分の1しかいなかった。また、コンロは、プロのシェフが使うような高性能な最新機種の料理用機器を望む声が多かった。

 加えて、デザインに関しても、周囲との調和や環境への配慮がなされた"優しい"テイストのものが好まれる傾向にあるようだ。住宅所有者の65%はステンレス製の機器が組み込まれたキッチンを選んでいるが、その際、キッッチンに合った白か色付きの家具を合わせるのが人気だ。

 明るい色は室内装飾には人気があるが、一方で74%の人はキッチンには軽めで、流行にとらわれないシンプルで上品なタイプの色を好む傾向があるという。

 床材の選択として人気のタイプは、フローリング様式かタイル様式で、回答者の35%が堅木張りの床を選び、タイル式は32%だった。環境に優しい素材や機器を選択することが"大変重要"と答えた人は、床材にタイル素材を選ぶ傾向が強い一方で、その他の人々は堅木張りの床を好むことが分かった。また、調査に参加したほぼ半数が環境に優しい素材や機器を選択することはリモデルの際の重要事項だと考えている。

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