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中古再販事業を本格化セルコホーム

中古再販事業を本格化 セルコホーム

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 宮城県仙台市のビルダー、セルコホームが、中古再販事業を本格的に開始する。既に試験的にマンション2戸を取得しており、同物件のリフォーム後の販売価格は1200万〜1300万円。今期(9月決算)中に5物件の販売を目指す。

 「輸入住宅の商材を一部使った新築住宅のような内装にしていきます」(高橋英悦ライフサービス部部長)

 セルコホームは平成7年より、カナダの輸入住宅を手掛け、宮城県で累計8000棟を提供している。中古再販事業でもその新築の内装材を利用しており、無垢のドアやフローリングを取り入れたデザインが特徴的だ。

 実際の再販事業はマンションからスタートし、大体400万~500万円の費用をかけ、再生。主に単身女性がターゲットだ。

 「単身女性を顧客先に想定するにあたり、弊社の女性社員にもアンケートを取りました。当初は文教地区で地下鉄駅近くが好まれるかと思っていましたが、そうではなくコンビニが近いことが第1条件ということがわかりました。そうした情報などをもとに、新たな物件づくりを行っていきます」(高橋部長)

 物件の仕入れは同社の不動産ネットワークを利用して行い、販売は住友不動産販売が担当する。本格的な展開は来年からだが、今後は戸建て住宅の再販事業も計画している。

 同社のリフォーム売り上げは前期7億2000万円。今期は4%増の7億5000万円を計画している。

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