新陽建設(埼玉県熊谷市)は、10月から新しい新人の教育システムを導入した。新システムでは、新人をベテラン営業マンの下に付け、OB客が依頼する小工事を担当するようにした。
対象は勤務1年未満の営業社員3人。それぞれベテラン営業マンの下に付け、基本業務を学んでいく。
狙いは新人の接客技術向上と、他の営業マンの負担軽減だ。これまで新人は役員の下につき、3ヵ月から半年間基本業務を学んできた。しかし実戦経験が少なく、戦力になるまで時間がかかっていた。またベテラン営業マンもそれぞれ目標値を背負った状態で小工事への対応がなかなかできていなかった。
そこでベテラン営業マンの下に付け、新人に小工事を担当させることで、早くから接客経験を積むことができ、小工事に時間を取れないベテラン社員の負担軽減にもつながった。「社内での指導を通して、営業マン同士のコミュニケーションも向上しています」(飯塚彰男取締役)
現在の月工事件数は100件程度。新人が小工事を担当してからは、10件ほど件数が増加している。

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