日本オーガニックアーキテクチャー(愛知県名古屋市)は、工務店ネットワークの拡大を図る。
同社は世界的な建築家フランクロイドライトの設計を取り入れた新築住宅の普及を推進しており、工務店にそのノウハウを提供している。現在、全国に約50社の工務店が同フランチャイズに加盟。2015年度までには80社にする考え。
フランクロイドライトの設計を取り入れる
同社が提供する住宅は、さまざまな設計上の工夫がある。具体的には窓を隔てた内外の建材を同じものを使うことで部屋を広く感じさせる。また天井高の低い部屋や高い部屋を組み合わせ、空間を広く感じさせる設計の工夫を施す。その他、ライトがこだわったステンドグラスなども取り入れる。
「オーガニックハウス」というブランドを推進しており、全会員合わせて年間約100棟を建てている。会員工務店はライトの施工事例をユーザーへのプレゼンツールとして活用することも可能。本部からは設計のアドバイスやツールの代理作成などのサービスも受けられる。
「流行を追った住宅ではなく、時代に流されない住宅。これを工務店が生き残れる武器としていきたい」(稲木孝至ゼネラルマネージャー)。
同社では、フランクロイドライトが造った住宅の維持管理を行う、フランクロイド財団からライセンスを受けている。

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