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アルティメット総研(東京都新宿区)が運営する、物件オーナーと消費者が直接交渉できる賃貸取引サイト「ウチコミ!」が、低コストで賃貸リフォーム事業を拡大できるとして、不動産会社やリフォーム会社を中心に注目を集めている。
関西でもサービス開始
不動産常識を破る
「ウチコミ!」は、これまでの不動産取引の常識を破った、物件オーナーと消費者が直接交渉できるマッチングサイト。物件オーナーと消費者間で交渉して契約合意に至れば、審査や契約の法的業務をサポートするエージェントとして、不動産事業者やリフォーム会社が参加する。エージェントは基本的に1市区に1社で、契約後に「ウチコミ!」運営本部がエージェントを紹介する仕組み。
エージェントの業務は、内見の立会いと契約手続きのみで、成約時に賃貸オーナーから家賃1カ月分の仲介手数料が支払われる。エージェント加盟店の月会費は5万円で、賃貸オーナーのサイト登録料は無料となっている。
2012年4月からスタートした「ウチコミ!」は現在、東京、千葉、神奈川、埼玉の一都三県で100社を超えるエージェント、約3500人の物件オーナーが登録。11月には関西エリアでのサービスも開始した。
消費者が、サイトを見て自発的に交渉に臨むスタイルなので、物件成約率も40%超えと高い。エージェントになったリフォーム会社の最大メリットは、営業することなく物件オーナーと接点を持てる点。物件の原状回復やリノベーションなど、その後の賃貸リフォームのオーダーにつなげることが可能となる。

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