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中古マンションを買ってリノベーションしたいユーザーを対象に、中古不動産の仲介を専門に行うのがミライズ(東京都港区)。独自のノウハウでニーズに合った物件を紹介する手法で、今人気を集めている。このニッチな分野に着目した理由と仲介テクニックを、鈴木伸一社長と事業責任者の竹越達哉さんに聞いた。
あえて手間をかけよう
同社は4年前に設立され、現在スタッフは4人。中古不動産仲介と不動産競売の代行業がメーン事業で、現在はリノベしたいユーザーを対象とした仲介を月3件程度、受注している。
鈴木社長は、リノベしたいユーザーは増加しているものの、中古物件がいまだ買いにくい状況であると指摘する。
「当たり前の話だが、中古物件は1つ1つ全く違う。仲介する際には管理体制や大規模修繕の状況、建物の構造から、今後の物件価値の推移まで幅広く考慮し、提案する必要がある。しかし多くの中古仲介の現場で、手間をかけて提案するということはおざなりになっている。これを変えたかった」
同社ではどのようにユーザーに物件を紹介しているのか。中古リノベ向け仲介事業を一手に引き受けている竹越さんは「お客様のニーズをヒアリングした上で、100件の候補物件の情報をお送りします」と話す。
具体的な流れはこうだ。例えば「渋谷で60平米の3000万円の物件」というように、要望する条件を満たす物件をリストアップ。しかしこのような最初の要望をすべて満たす物件は、通常数件程度と少ない。

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