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大京穴吹不動産、「中古住宅再販事業」2021年度には2500戸目指す

大京穴吹不動産、「中古住宅再販事業」2021年度には2500戸目指す

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 買取再販事業で急成長しているのが、大京グループの大京穴吹不動産(東京都渋谷区)。前期は同事業で1465戸、357億円となった。同事業を進める櫻田強部長に話を聞いた。

販売戸数の推移

大京穴吹不動産 販売戸数の推移

53万戸のストックと全国展開

 「『新築ではなく中古』という選択肢が一般的になってきました。中古住宅再販事業にとっては、追い風の状況になってきた」

 櫻田部長はそう話す。前期は前々期より販売戸数で229戸、事業売上高で62億円伸ばした。2012年度から成長を続ける。

 同社でリノベ済み中古マンションを「リノアルファ」のブランド名で販売。その強みは管理物件53万戸というストックと自社の不動産仲介店舗でオーナーからの直接買い取り。

 通常、中古住宅買取事業者は大手不動産業者を通じて物件を仕入れることが多い。そのため、同業他社との仕入れ競争にならざるを得ず、大量に仕入れることは難しくなる。同社では同グループが管理する物件に住むユーザーの、自宅売却の相談に対応。早期に現金化したいなどの場合に、同社で買い取っている。

 また自社の不動産仲介店舗を全国で展開しており、非管理物件からの買い取りも増やしている。

 「しかし前期の当初目標であった1600戸には届きませんでした。買取の競合が増えてきており、物件の仕入れが厳しくなってきた印象があります」(櫻田部長)

 このような厳しい状況に対応し、仕入れ物件を増やすため、買い取りの幅を広げている。これまでは2、3人の世帯をターゲットとした50~70平米の物件を買い取ることが多かった。

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