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不動産売買を手掛ける東急リバブル(東京都渋谷区)は、このほど「リバブルあんしん仲介保証」サービスを開始した。同社と専属専任媒介契約か専任媒介契約を締結した売り主が物件の売却を行う際に、建物検査機関ジャパンホームシールド(東京都墨田区)による建物検査を実施し、一定の基準を満たす物件には保証を行うというもの。検査内容は雨漏り、構造部位の木部の腐食、シロアリ被害、給排水管の故障。瑕疵があれば、リフォームの提案も行う。保証期間は1年間で、金額は最大200万円。シロアリ被害は別途上限50万円。検査と保証費用は東急リバブルが負担するため、売り主・買い主の負担はない。対象物件は戸建てが築20年以内、マンションは築25年以内。エリアは首都圏のみ。
一般的に中古仲介の場合、売り主が物件を引き渡したあと3カ月間、売り主に保証義務がある。その期間内に瑕疵が発見された場合には売り主が補修費用を負担しなければならない。3カ月後に瑕疵が見つかった場合は、売り主に責任はなく、買い主が負担。状態が不明なまま取り引きされているケースがほとんどで、流通活性化を阻害する要因となっている。
新サービスでは売り主の3カ月間の瑕疵担保責任を負う期間、買い主に対しては引き渡しから1年間を保証する。同社では約90拠点の仲介店舗を持ち、年間約1万5000件の仲介実績がある。同サービスにより他社と差別化を図り、中古売買数を伸ばしたい考えだ。 「中古購入者の不安は、その物件の情報がわからないこと。一方で売り主は瑕疵を知らないまま売却して、引き渡し後にトラブルになることが不安。私たちが診断と保証を提供することでこれらの不安を払拭できます。もちろん費用負担や保証など、私たちにもリスクはありますが、安心な売却・購入をされる方からの依頼が増えると考えています」(戦略企画部戦略企画課長・小林浩氏)
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