- トップ
- > 不動産・デベロッパー
- > 7割が「相続登記義務化知らない」カチタスが発表
買取再販事業を手掛けるカチタス(群馬県桐生市)は空き家所有者に対して調査を行い、相続登記義務化を知らない層が約7割ということが分かった。2024年に相続登記の申請が義務化される。土地所有者が亡くなった際、配偶者や子供といった相続人は、取得を知ってから3年以内に相続登記するというものだ。怠ると10万円以下の過料が科される可能性もある。
7割が「相続登記義務化知らない」
土地取得から3年以内に登記が必要
相続登記とは、土地や建物の名義を亡くなった人から遺産を引き継いだ人へ変更する手続きのことだ。
相続登記がされないとその土地は「所有者不明土地」になる。これは、不動産登記簿により所有者がすぐに判明しない、所有者の所在が不明で連絡できない土地だ。所有者の探索には時間と費用がかかり、公共事業や復旧・復興事業が円滑に進まない、民間取引や土地の利活用の阻害要因となるといった問題が生じてしまう。さらに土地が管理されず放置されれば、隣接する土地への悪影響が発生する可能性もある。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)29面
-
WEB限定記事(2025/06/30更新)
-
2025/06/16掲載
-
1653号(2025/06/16発行)15面
-
1652号(2025/06/09発行)17面