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マークス不動産、アートで事故物件を再生「負」動産に新たな価値を

マークス不動産、アートで事故物件を再生 「負」動産に新たな価値を

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事故物件にアートを施して新たな価値を付与し、市場に流通させるプロジェクト「リンク・アート」が始まった。

事故物件総合取り扱いサイト「成仏不動産」を運営するマークス不動産(東京都中央区)が、ミューラルアート(壁画)を住宅に取り入れる活動を行っているJAPAN AX PROJECT(北海道札幌市)と業務提携し、実現した。マークス不動産の花原浩二社長は「負の不動産をアートの力によってプラスのイメージに変え、世の中に届けていきたい」と語る。

マークス 不動産 事故物件となった築25年のマンションをリノベーションした事故物件となった築25年のマンションをリノベーションした

マークス 不動産 木漏れ日をイメージしたミューラルアートが描かれたリビング木漏れ日をイメージしたミューラルアートが描かれたリビング

同プロジェクトの第一弾は、埼玉県にある事故物件。リノベーションを行った後、アーティストのOZ-尾頭-山口佳祐氏が玄関とリビングにミューラルアートを描いた。窓から降り注ぐ木漏れ日をイメージした、自然と光を感じるアートが施されたことで、明るく温かみのある雰囲気になった。

マークス 不動産 玄関にも同様にアートが施され、家全体に一体感が生まれた玄関にも同様にアートが施され、家全体に一体感が生まれた

「日当たりが悪いとか暗い・狭いといった孤独死が発生しやすい条件と真反対のリノベーションをすることで孤独死を減らしたいと思っています。マイナスの空気感を明るくしたいときにプラスの力が必要なので、リノベーションにプラスアルファでアートの力を入れていきたいと考えました」と花原社長。「マイナスのものにただ蓋をするということでは決してなく、明るく前向きなエネルギーを家の中に取り入れることで二度と事故が起きないようにしたい」と語る。

マークス 不動産 花原浩二社長花原浩二社長

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