不動産SHOPナカジツ、中古住宅リフォーム36億円に 定額制「ラクリノ」好調

不動産売買や新築、リフォームなどを手掛け、約320億円を売り上げるのが不動産SHOPナカジツ（愛知県岡崎市）だ。2023年4月期のリフォーム売上高は、前期比約17％増の36億5000万円を見込む。杉江純人執行役員は「定額制リフォーム商品『ラクリノ』が好調だった」と語る。

定額パック人気、年間300件受注

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同社は「おうち探し館！」という不動産仲介店舗を軸に、売買仲介事業、新築やリフォームの建築事業などを手掛けるる（円グラフ参照）。

リフォームの年間工事件数は1750件。平均単価は267万円。愛知県を基盤とし、福岡県や千葉県、静岡県、熊本県など主要な都市に拠点を持つ。

同社のリフォーム事業の核は、中古住宅の仲介とリフォームを合わせて提案すること。主なターゲット層は20代後半〜30代のファミリー層。愛知県では中古住宅購入価格のボリュームゾーンは2500万〜3500万円。リフォームの中心価格帯は450万〜500万円。合わせると3000万〜4000万円ほどの予算が多い。これは新築注文住宅に比べると10%以上割安になるケースが多く、低価格でマイホームを持てる点が人気だ。