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インテリックス、モデルルームで省エネ性能を可視化【買取再販トレンド3】

インテリックス、モデルルームで省エネ性能を可視化【買取再販トレンド3】

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買取再販トレンドVol. 3

買取再販大手のインテリックス(東京都渋谷区)は、既存住宅の省エネ化を推進することで差別化を図る。昨年12月より省エネ改修を施した中古マンションのモデルルームを公開。内窓の設置などにより年間光熱費を11%、金額にして2万円超を削減できる点をアピールしている。

内窓設置で光熱費11%減

中古で初の試み

インテリックス 和室を洋室に改修。LIXILの内窓「インプラス」を設置して断熱性能を高めた和室を洋室に改修。LIXILの内窓「インプラス」を設置して断熱性能を高めた

主にマンションの中古物件を買い取り、リフォームして販売する買取再販事業を展開するインテリックス。前期は1152棟のマンションの再販を手掛けた。同社が現在、注力しているのは、省エネ改修だ。2021年7月から「エコキューブ」というブランドを作り、断熱性能を高めた中古物件の販売を開始した。さらに昨年からは、省エネ性能を可視化するサービスの提供を始めた。

昨年12月には省エネ改修を施した2件のモデルルームを東京都に開設し、消費者にアピールしている。「物件ごとに目安光熱費とCO2削減量を表示しております。国交省が推進しようとする、家選びの基準が変わる省エネ性能表示を、中古住宅業界では初の試みとして行っています」と、決算発表の場で俊成誠司社長は説いた。

江東区にある築39年の物件では、国の補助金「先進的窓リノベ事業」を利用して、内窓を設置した。さらにエアコンや給湯器、照明設備を一新することで、同社試算で約19万円かかる年間の目安光熱費を約17万円に減らした。これらを「省エネ性能表示レポート」としてまとめ、消費者に示す。内訳を見ると、暖房費は6万8539円から5万6721円に、冷房費は1万584円から9011円に削減される。さらに照明設備の費用も白熱灯からLED照明に変えることで、1万1647円から5770円に半減される。

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