価値住宅、売買仲介に付加価値 リフォームや建物診断、維持管理で安心な取引を

　vol.14

不動産売買仲介を事業の主軸としながら、リフォーム事業や定期点検、メンテナンスといった住宅管理業務も手掛けているのが価値住宅（東京都渋谷区）。リフォームを前提とした中古物件紹介サイトを自社開発するなど独自の戦略で差別化を図っている。

仲介時インスペクション率は6割

引き渡し後は10年間の維持管理

リフォーム前提の中古住宅紹介サイト運営

月120件の相談

同社の設立は2008年。不動産仲介会社「バイヤーズスタイル」として誕生。2016年に現在の「価値住宅」に変更した。「不動産取引にとどまらず、住宅価値の維持・向上に努めていく」という高橋正典社長のビジョンを社名に込めた。

社員数は25名。そのうち、仲介営業が6名、リフォーム営業兼施工管理担当も6名在籍する。その他、VR作成担当もいる。また、同社ではノウハウのフランチャイズ展開をしており、その担当者などもいる。

年間の売買仲介件数は約100件。商圏は東京が中心だ。売買仲介では買い客の仲介が比較的多い。物件の平均取扱額は、新築で約5700万円台、中古で4000万円台。仲介手数料は約220万円。