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日本住宅リフォーム産業協会(以下ジェルコ)主催の「ジェルコリフォームデザインコンテスト2013」表彰式がこのほど開催され、全国最優秀賞にハウスドゥの「木のぬくもり感じる和モダンの家」が選ばれた。隅々まで行き届いた構成でありながら、堅苦しさがない点などが評価された。
今回の受賞者と審査員の3名
同コンテストは今回で21回目。国内最大のリフォーム関連企業の全国組織ジェルコが主催し、年1回の頻度で行う。過去最大の583作品の応募があり、そのうち44作品が入選した。その中で、各部門で最も優秀な作品に位置付けられた全国部門別最優秀賞には、8作品が選ばれ、そのトップにハウスドゥ、西村扶美子氏の作品が選出された。
審査委員長を務めた青森大学教授の見城美枝子氏は今回の応募作品の印象を次のように話す。
「今年の傾向は思い切って枠をはずす、そういうデザインが賞を取った中に多かったです」
部門別の応募作品数としては、リビングダイニング部門が昨年対比116.1%の144作品、キッチン部門が141.7%の51作品と数が大きく増えた。ただ、応募数としては戸建全面改装部門が174作品と最も多かった。
≪全国部門別最優秀賞≫
- 全国最優秀賞 全国部門別最優秀賞 戸建全面部門
ハウスドゥ/西村扶美子氏
「木のぬくもり感じる和モダンの家」 - 全国部門別最優秀賞 マンション全面部門
桶庄/高木英恵氏
「それぞれの時間を繋ぐアーチ」 - 全国部門別最優秀賞 リビングダイニング部門
レオイ/大下竜一氏
「家族が集う広々あったか空間」 - 全国部門別最優秀賞 キッチン部門
OKUTA/滝澤美穂氏
「変形ラインから生まれた奥行25の工夫」 - 全国部門別最優秀賞 サニタリー部門
OKUTA/滝澤美穂氏
「85歳祖母の為のサニタリー空間」 - 全国部門別最優秀賞 個室部門
レオイ/大下竜一氏
「四季と寄り添う〜心安らぐ癒しの間〜」 - 全国部門別最優秀賞 外まわり部門
土屋ホームトピア/深澤恵子氏
「癒しの料亭小道」 - 全国部門別最優秀賞 玄関・ホール部門
OKUTA/柴崎あすか氏
「潮風運ぶ DOMA ROOM」
2260万円かけて改装
全国最優秀賞 「木のぬくもり感じる和モダンの家」
大空間にしても寒さを感じないように関西初の蓄熱暖房を設置。年間を通じて快適な温度を保つことができるようになった。
全国最優秀賞に選ばれた「気のぬくもり感じる和モダンの家」は築46年と半世紀近い住宅を2260万円の費用をかけて改修した。
施主が出した要望は以下の4つ。
- 古い家の良さを生かしつつ、細かく区切られた部屋を大きな1つの空間にしたい
- 冬の寒さに負けない暖かさを手に入れたい
- 片付けやすい収納や、見せる収納が欲しい
- 過去に増築されている部分の天井が低いので少しでも高くしてほしい
これらの要望をかなえるため、居室の一部を残し、全面改装に取り組んだ。
例えば、低かった天井は梁を見せて吹き抜けとし、開放的な明るいリビングとした。また、施主は大学教授という職業柄、学生が家によく遊びに来る。そこでキッチンは回遊でき、ゲストと会話が楽しめる形とした。プランを担当した西村氏は「時間はかかったのですが、私も出来上がりを見て、すごく感動した現場でした」と話した。

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