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戸建て空き家47棟を借り上げ転貸、みらい不動産の賃貸ビジネスの裏側

戸建て空き家47棟を借り上げ転貸、みらい不動産の賃貸ビジネスの裏側

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過去の改修事例。余分なカーペットなどの残置物を撤去し、清潔感のある内装に仕上げた過去の改修事例。余分なカーペットなどの残置物を撤去し、清潔感のある内装に仕上げた

空き家問題をビジネスで解消するVol.39

戸建ての空き家をオーナーから借り上げ、最低限の改修をして転貸する事業「空き家"Re"(リ)活用」を展開しているのが、みらい不動産(茨城県水戸市)だ。これまでに借り上げた物件は61棟。現在は47棟を借り上げ、うち8割を賃貸住宅として貸し出し中。入居者募集時に「ペット・DIY可」とすることで、早々に借主を確保できている。

再生し転貸で年間収入3000万円

オーナー負担0円

同社の創立は2018年。茨城県水戸市を拠点に、空き家の活用事業や不動産売買仲介事業、美容サロンの営業を行う。従業員数は10名で、うち4名が不動産事業に携わる。売上高は非公開。

同社は「空き家"Re"活用」の事業で、茨城県内の戸建て47棟を改修して転貸。年間約3000万円の収入を得ている。同事業のビジネスモデルは次の通りだ。まず同社がオーナーから、県内の市街化調整区域にある空き家を借りる。その後、全額同社負担で改修し、賃貸物件として入居者を募集。入居者から家賃を受け取り、一部をオーナーに支払う。

同社が負担する改修費用は20万〜180万円で、転貸する物件の賃料は平均5万5000円。改修は残置物の処分や故障した給湯器の交換、雨漏りの修繕など、最低限住める状態にするためのもののみ行う。「200万円以上の改修はしません。借りている物件なので、採算が合わなくなる可能性があります」(関達彦社長)

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