近鉄不動産、駅直結のワンストップ店舗

　近鉄不動産（大阪市天王寺区）は9月5日、不動産仲介情報とリフォーム情報および生活応援サービスをワンストップで提供する駅直結の複合型店舗「住まいと暮らしのぷらっとHOME」を近鉄奈良線・学園前駅南口改札前にオープンした。

学園前駅南口改札横エントランスイメージ

　新店舗では、中古物件の相談窓口だった不動産仲介店「近鉄の仲介・学園前営業所」と、リフォームやリノベーション相談窓口の「近鉄のリフォーム・ニューイング学園前」を1つにまとめ、さらに近鉄沿線付近の居住者のための生活応援事業「近鉄"楽・元気"生活」が提供する各種サービス情報満載のセミナールームを常設させた。

　1階には同社初のオーダーリフォームコーナーや、相談や案内に対応する仲介コーナーの窓口を設置。2階は、住まいや暮らしに関するセミナーや教養講座、子供向けのイベント等を実施するセミナールームのほか、学園前駅大阪方面ホームと直結させ、ホームからの入店も可能な近鉄グループ情報コーナーも設置した。

　「複数のサービスを同時に行うことで利便性が高まり、相乗効果もあるとみている。当駅は乗降客も多く目立つ駅なので、沿線を活性化するために若い人に中古住宅を購入してリフォームするという選択肢を知ってもらいたい」（担当者）。今後は反響を見つつ、各所で同様の複合型店舗を順次オープンしていく考え。

　なお、同社の前期リフォーム売上高は33億5000万円で今期は約40億円を予定。「ニューイング」事業の売上高は前期5億円、今期は6億5000万円までの拡大を見込んでいる。