DECOONメンバーに聞く インテリアトレンド vol.1
リフォーム事業で価格競争に陥らず、差別化を図るためにインテリア提案は有効だ。本連載では、Facebookの公開グループから派生したイベント・インテリア合同展示会「DECOON」のメンバーに最新トレンドを紹介してもらう。世界のインテリアトレンドをおさえて、施主の心をつかむ付加価値にしてほしい。
空間に遊び心がトレンド
約5万点もの輸入壁紙を扱い、トレンドの最先端を常にウォッチしているテシード(東京都豊島区)。同社商品部の横島将氏に今、おさえておくべき壁紙のトレンドを教えてもらった。横島氏がキーワードとして挙げたのは、「アールデコデザイン」と「イーストアジア」だ。
和傘をモチーフにしたデザイン
「アールデコは2017年から隠れたトレンドでしたが、今年はそのままズバリを打ち出すメーカーが増えています」と横島氏。アールデコは1900年代前半に流行した装飾様式で、幾何学模様が特徴だ。
フランスのブランド「CASELIO(カセリオ)」が今年出した見本帳は、アールデコに影響を受けたデザイナー集団メンフィスからインスピレーションを得ている。デザインはアールデコだが、ポップな色合いで空間に遊び心をもたらす。今年、テキスタイルの国際見本市「ハイムテキスタイル」で示されたトレンドの1つである「PURSUE PLAY」が表れている。これはストレス社会から脱却するために遊びを取り入れるというもの。
メンフィスからインスパイアされたデザイン

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