アスベスト含有屋根にも対応
ポリウレア材料を輸入販売するライノジャパン(東京都新宿区)が考案したスレート屋根や金属屋根の屋根防水SPF工法が好評だ。
上:施工前の屋根
下:SPF工法で上塗り作業
この工法は下地処理と下塗り、上塗りの3ステップでできる。まず、全体をブラッシングし、目立つ汚れの除去と欠損部分があれば板金で補修。プライマー塗布や高圧洗浄などは不要で、下塗り作業へと移れる。
次の下塗り作業は、発泡硬質ポリウレタンを吹きつけるのみ。この発泡硬質ポリウレタンは20 分で乾燥し、工期を短縮できる。非常に強い接着力があり、風速90m/秒でも飛ばない。断熱効果が高く、継ぎ目や隙間がないため機密性も高い。また塗装時の臭気が少なく、有害な蒸気を発生させない。
最後の上塗り作業は、フォームを塗布後2~3時間以内に水性アクリルシリコンの遮熱塗料を塗る。7色を用意し、特注色にも対応できる。この工法ならアスベスト含有のスレート屋根にも対応できる。
「現在は工場などの問い合わせが多いが、今後は住宅などにも施工実績を増やしていきたい」(緒方修一代表取締役)

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