チラシ制作代行などで元請け支援
窓サッシ商社として業界トップクラスの売上高を誇るのがマテックス(東京都豊島区)だ。年商は135億円。新築からリフォームへ切り替えたことで、業績を拡大。現在、年商の7割ほどが改修関連の売上高。単にモノを販売するのではなく、販売先の窓サッシ店のチラシを制作したり、勉強会を開くなどしてビジネスモデルの構築まで支援している。
モノの販売だけでなく、チラシ作りなど販促支援にも踏み込む
「新築を重視しない」
「新築からどうリフォームにシフトすべきか」。同社の業績拡大のカギはこの問いから始まった。「リフォームシフトは2006年から。当時はまだ新築がバンバンと建つ時代でしたが、これからはリフォームだろうと。上手くいかないと周りからは言われましたが、結果として売り上げも伸び、現在では年商の約70%がリフォームになりました」(松本浩志社長)
当時の年商は100億~110億円。「新築依存できていたら今の売り上げにもなっていないでしょう」(松本社長)
同社が他の流通会社と違うのは、取引先である窓サッシ店がリフォームで成功するよう支援を始めたことだ。中でも異例なのは下請け中心の窓サッシ店を元請けでも受注できる新たなビジネスモデルに転換してもらうこと。「一番重要なのは販売店さんに新しいリフォームという領域にどうチャレンジしていただくかということ。ユーザーさんとダイレクトに繋がるということを考えたこともなかった人もいます」(松本社長)

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1653号(2025/06/16発行)5面
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)20面
-
1653号(2025/06/16発行)5面
-
1651号(2025/06/02発行)5面