「セレクト建材プロジェクト」始動
ジャパン建材(東京都江東区)は4月、さまざまなメーカーの商品を選りすぐり提案するプロジェクト「セレクト建材プレジェクト」を開始。第1弾として、100種類の部材から洗面空間を構築できる「mokiシリーズ」を発売した。
左:カウンターには大理石を採用したAstyle
右:おしゃれなでも収納力があるミラーキャビネットを取り入れたBstyle
「オリジナル商材を求める層が増えている中で、オーダー空間なのに一括発注できるものを作ろう」―――そんな考えを元に、部署の異なる6人が集まりスタートした同プロジェクト。セレクトされた建材が並び、簡潔に選べる仕組みを考えた。
生み出されたのは、スモーキーカラーという共通キーワードを持つ3スタイルの洗面空間。アシンメトリーなシンクを空間に合わせてレイアウトするAstyle、個性的な木製シンクが目をひくBstyle、カウンターに医療用シンクを採用したCstyle。3つをベースに水栓や鏡などを自由に選択する。
13社からセレクトされた部材はすべて国内メーカー品。納期遅れや欠品が起きにくい体制を構築した。
カタログは施主向けとプロ向けの2種類を用意。施主にはデザインを楽しめる画像を中心に、プロは部材にレ点を打つだけで発注できる仕様。施工のしやすさにもこだわり、カウンターに明ける穴の位置もレ点を付けるだけで選択可能だ。
価格は選択する部材にもよるが、Astyleは45万3900円、Bstyleが55万6460円、Cstyleが22万4030円となる。
「工務店支援という考えでプロジェクトはスタートしました。ユニットタイプの洗面では満足しない、もっと家にこだわりたいという層を取り逃さないで提案できる商品を考えました」(営業推進部推進課・大澤麻未係長)
今後はインスタグラムでの情報配信のほか、洗面以外のシリーズ開発にも取り組む方針だ。

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