住宅設備・建材の卸・販売事業をメインとする企業を売上高順にランキング化した。1位は前回に引き続きJKホールディングス。2位には前回4位の渡辺パイプがランクインした。
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《目次》
1) JKホールディングスが1位維持、2位に渡辺パイプ
2)【有料会員限定公開】ランクを上げた7位ジューテックホールディングス、独自の顧客開拓
3)【有料会員限定公開】販売店の課題とは?
4)【有料会員限定公開】 11位~177位まで一覧公開
5)【有料会員限定公開】 「中小販売店の戦略」 納品遅延で「モノ不足」課題も、接触回数増やす営業改革でカバー
1) JKホールディングスが1位維持、2位に渡辺パイプ
住設・建材業界は厳しい経営環境にある。ランキング上位100社の企業の売上高前期比率の平均は5%減となった。住宅需要は回復傾向にあるものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、営業活動に制約が出た会社が多かった。
1位のJKホールディングスは前年比約7%の減収となったが3432億円でトップの座をキープした。ジャパン建材を中核とし、全国約100拠点で建材小売を展開している。工務店ネットワーク「快適住実の家」を組織し、約3000人の会員数を抱え、ビルダー支援にも積極的に取り組んでいる。中期重点施策として現在強化しているのが施工ネットワークの組織化。約450社の協力業者と共に水回り機器などを材工で提供。2021年9月期では約6200件の住設の工事依頼を受けている。また、電材分野に参入しスマートホーム商材の提案も推進している。
2位の渡辺パイプは前回4位からランクアップ。売上高は3148億円に。M&Aを推進し事業を拡大。現在は全国に約610もの営業所を展開している。トップ5の企業の中では唯一増収を達成している成長企業だ。管材などの給排水資材が売上の約45%、住設が約25%となっている。
3位の伊藤忠建材は約10%減収の3033億円となった。
2)ランクを上げた7位ジューテックホールディングス、独自の顧客開拓
ベスト10で最も減収幅が大きかったのがナイス。前年比約15%減の2140億円。同社はプレカット工場を6カ所運用するなど木材流通に強みを持つが、ウッドショックによる価格の高騰や安定しない調達が課題。今期は安定供給体制の構築に取り組んでいる。
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