住宅フランチャイズ(FC)「クレバリーホーム」を手掛けるクレバリーホーム(千葉県君津市)は、同ブランドとは価格帯やコンセプト、ターゲットの異なるFCブランド「VARY'S(バリーズ)」をリブランドし、8月から全国展開している。加盟店に求めるロイヤリティーは、加盟金50万円と月額4万円のみで、クレバリーホームの加盟金450万円、月額20万円ほかに比べ圧倒的に安価で、加盟のハードルを低く設定した。新築事業未経験でも、同社が独自に構築したプロセスに従って進めるだけで、モデルハウスの建築出店と集客、建物施工と引き渡し、アフターフォローまでのプロセスをプロデュースしたパッケージとなっている。
リフォーム業者の新築事業参入を後押し
バリーズのメーンターゲットは、モノよりもコトや体験を重視し、高くても上質なものを選ぶ「Z世代」や「ミレニアル世代」の若年層。さらに、リゾートハウスで自然に囲まれて優雅に暮らしたい「ソフトなアウトドア派」にも訴求していく。また、同ブランドのセールスポイントは、建物本体のほか室内に配置する家具と小物200万円分もパーケージされている点。商談段階で専属の家具コーディネーターが打合せに入り、施主が好む設えにすることができる。国内数万社の家具店と提携しているため、施主の希望に沿った調達が可能。引き渡し前に配送設置を行い、入居時にはすべて揃った状態になっている。家具・小物分の費用は加盟店に対して家具店の卸価格のみを請求するため、加盟店の利益率が下がることはないという。

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