・元カルビーの会長・RIZAPグループ取締役の松本氏が新会社を立ち上げた
・「ラディクールジャパン」では、新冷却技術を利用し省エネに取り組む
・今後は、現在フィルム状の製品を改良し、塗料や衣料品にも展開していく計画
太陽熱を宇宙に放出、温暖化抑制へ
元カルビー会長、RIZAPグループ取締役の松本晃氏が立ち上げた新会社「ラディクール ジャパン」が本格始動する。
ラディクールは放射冷却を利用した技術。熱を反射するポリマー構造のガラス球体をフィルムに封入したもので、パッシブに物体の温度を冷却できる。
放射冷却を利用したフィルム「ラディクール」
同社の実験では、仮設建築物で最大16度の室温低下が観測でき、車体に貼る実験では40度のボディが約20度まで下がったという。また放射冷却で放出する電磁波の波長域を、大気や水蒸気の影響を受けない8~13μmに収束させることで熱が宇宙にまで放出され、温暖化抑制にも高い効果が期待できるという。
この記事の関連キーワード : エネルギー事業者 ラディクール ジャパン 省エネ

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1652号(2025/06/09発行)3面
-
1641号(2025/03/17発行)16面
-
WEB限定記事(2025/03/14更新)
-
1640号(2025/03/10発行)7面
-
1640号(2025/03/10発行)2面