前期比10倍以上に
ソーラーポスト(福島県福島市)が、蓄電池の販売を急激に伸ばしている。前期10台強の実績だった販売台数は、今期200台を超える見込みだ。従来の主力であった太陽光発電システムの販売は半減したものの、蓄電池の拡販によって年商は1.5倍に増加した。
卒FITユーザー向けのイベントを20回以上開催
理由は卒FITユーザー向けの相談会を積極的に開催したため。相談会では、同社の営業マンがFIT終了後に蓄電池を導入することのメリットを説明。時間は1組当たり30分~1時間かけた。ポイントは具体的な数字を示すこと。そのために太陽光発電システムの設置状況や売電の実績などをヒアリング。その内容をもとに電力の買取価格が下がることで売電収入がどのくらい減るのか、蓄電池を導入した場合と導入しなかった場合の光熱費の差をその場でシミュレートし結果を見せた。さらに福島県が期間限定で行っている最大20万円の補助金制度を筆頭に、各自治体の補助金制度を紹介することでユーザーの購買意欲を刺激した。この相談会は福島市や郡山市、いわき市など県内各地で計20回以上開催。案内チラシを自社の太陽光OB2000件と、独自に情報を集めた太陽光ユーザーへ送付したところ、1回あたり10~15組が来場した。

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