楽天(東京都品川区)は、7月にスタートした太陽光発電のインターネット販売「楽天ソーラー」の対応エリアを拡大しさらに販売数を増やしていく考えだ。
現状は、東京、神奈川、千葉、埼玉と北関東で対応しているが、今月中には近畿・中部地方をカバー。10月には全国で利用できる体制を作る。

サイト「楽天ソーラー」内で見積もりシミュレーションができる
施工は太陽光発電システムの設計・施工大手の日本エコシステム(東京都港区)が対応する。同社は累計2万4000件の施工実績を持ち、全国に工事ネットワークを構築している。
販売開始以来、インターネットでの見積もりシミュレーションを通じた問い合わせ、現地調査依頼は「予測を上回る申し込みが来ており、好調に推移している」(広報)という。
現在、取り扱いメーカーはシャープ製パネルのみ。価格は最安値のタイプで2・77kWで99万7500円(工事費・税込)。ネットによる販売と中間業者を通さずに設置まで一貫して行うことでコストを圧縮している。
楽天の太陽光専用ホームページではシミュレーションができるようになっており、設置予定住宅の住所を入力すると、自宅の航空写真が映し出され、設置可能なパネルの容量、年間予想発電量、電気料金が削減できる金額の目安などが試算される。ユーザーは営業マンと会う前に自分で事前診断ができる。
また、購入時には楽天市場で利用できるポイントサービス(100円で1ポイント、1ポイントは1円として利用できる)が受けられる点もユーザーのメリットとして訴求している。

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