塗装工事事業者の元請化支援団体であるTOP PAINTERS(本部・千葉県八千代市)では2011年11月からユーザーに塗装知識を提供するセミナー「市民講座 塗り替えセミナー」を開催。最近は来場者がほぼすべて受注につながる成功につながっている。
同セミナーは「いつ塗り替えていいかわからない」といったユーザーに対し、塗り替えに関するさまざま塗装の知識を提供するもので、毎月2回開催している。基本的な塗料の話などに留まらず、訪問販売に引っかからないようにするための具体的な対策法なども提供している点が特徴だ。

TOPPAINTERSのホームページ
集客はチラシを配布して行い、1回の来場者は3組~5組。セミナー(1時間半)と相談会を含め、開催時間は約2時間となる。
団体の代表を務める中野大樹氏はセミナーについて次のように話す。
「1人でやるので、あまり多くの来場者には対応でいませんが、来ていただいた方からほぼ受注が決まります。営業的な内容ではなくお客さんに有益な情報を提供することをコンセプトに実施しています」
中野代表の会社(中野塗装)では9月からは月1回、土日にショッピングモールの一角を借り、塗装相談会の開催も予定している。将来的には全国の会員にも同様のPR戦略を普及していく考えだ。
中野塗装の昨年度売り上げは1億5000万円。月間7~8件の戸建て塗り替えのほか、アパート、マンションの塗り替えも行っている。

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