カナジュウ・コーポレーション(神奈川県横浜市)は、部位ごとのリフォームにおいてデザインを重視した提案を開始する。特に同社で引き合いの多いトイレリフォームから着手し、ユーザーに自社のデザイン力をPRする考えだ。
「今後他社との価格競争に巻き込まれないように、デザインで差別化を図りたい」(加藤克巳部長)
同社は自社のホームページ以外に、主に大型改修の獲得を目的とした「横浜リフォームスタイル」という別のサイトを運営している。ここでは女性設計士を前面に押し出したデザインリフォームを提案しており、今後部位ごとのデザインリフォームの施工事例を充実させ、ユーザーからの引き合いを増やす考えだ。トイレに関しては、「ヨーロピアン」、「アジアン」などテーマを設定した内装のリフォームを含めた事例を紹介する。
ガス販売を手掛ける同社は、これまでガスのOB客からの受注が売り上げの半分以上を占めていたが、1年前からインターネットやイベントなどでの受注がこれを上回っている。現在リフォーム全体売り上げの3割を占めるインターネットからの受注を、5割程度まで引き上げたい考え。
今後、広告宣伝費の比重をイベントからインターネットに移行し、自社ホームページをリニューアルするほか、ウェブ広告の費用を月20万円から50万円まで引き上げる予定。
今期のリフォーム売り上げは4億2000万円を見込んでおり、来期売り上げは4億8000万円、そのうちインターネットからの売り上げは今期より2割増の8000万円まで伸ばしたいとしている。

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