住友林業(東京都千代田区)は、リノベーション事業の強化を図る。既存木造戸建て住宅、マンションを買取り、性能を高める改修を施した後に販売を行う。
戸建て住宅の場合、同社が供給した「住友林業の家」に加え、同社の独自の査定要件を満たす一般木造も買い取り対象。新耐震基準以降の建物を、さらに30年居住できることを前提に改修・メンテナンスのサポートを行う。また住宅診断をすべての物件において行い、耐震性能も検査する。合わせて、「耐震診断書」を発行する。
マンションについては、一棟あるいはマンション一室区分所有物件を買い取る。多様な世代、家族構成による住まい手のニーズに応えるため、住戸の立地条件を生かす企画や各住戸に適したリノベーションを行う。
アフターサービスの面では、戸建て住宅の引き渡し後3回(3カ月、2年、5年)の定期巡回を実施する。5年目以降は最長30年目まで有償で5年ごとの巡回サービスを行う。
マンションでは、引き渡し後1年目の巡回、点検訪問を実施。それ以降は相談窓口を設置し、個別にメンテナンス対応を行う。このようなサポート体制は、6月1日以降の販売物件より対象とする予定。
同社のリノベーション営業部は、東京、大阪、名古屋を中心に、仲介・流通を担う住友ホームサービス、リフォームを担う住友林業ホームテックなどグループ各社が連携を図って事業展開していく。

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