家庭用蓄電池を採用したユーザーの約9割が、「高熱費削減」「非常時の電源確保」などの理由で、採用に高い満足度を示している。
積水化学工業住宅カンパニー(東京都港区)と住環境研究所(東京都千代田区)が共同で実施した蓄電池利用の実態調査の結果、明らかになった。
電池採用後満足している点(%)
同調査によると、蓄電池採用満足度は「非常に満足」と「まあ満足」の合計が87%と高い結果となった。理由は、「月々の光熱費が削減できる」が86%、「非常時の電源確保ができる」が71%で上位だった。
また、蓄電池の使い方はユーザーのライフスタイルによって異なっており、家族人数が多く放電量が多いユーザーは大容量の蓄電地が有効。普通量のユーザーは光熱費削減のために最適な放電時間のアドバイスが必要、といった使い方に関する助言も普及に向けた課題として浮かび上がった。
同調査は積水化学工業の「進・スマートハイム」の入居者を対象に実施。「進・スマートハイム」は、大容量太陽光発電システムやコンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム「スマートハイム・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e―Pocket」の3点セットを搭載している。

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