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スリムになって性能アップの断熱材ダウ化工

スリムになって性能アップの断熱材 ダウ化工

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 断熱材メーカーのダウ化工(東京都品川区)は、スタイロフォーム押出発泡ポリスチレン断熱材の新製品「スタイロフォームFG」を4月までに発売する。「スタイロフォームFG」は、住宅・建築や冷凍倉庫用途向けの押出発泡ポリスチレン断熱材。熱伝導率が小さい発泡剤や放射低減剤を採用し、気泡形状を微細化した。

 これにより、断熱性能の最高レベルであるFランクと、熱伝導率0.022W/mKを達成。Fランクの断熱性能は従来品と比較すると、対「スタイロエース」で17%、対「スタイロフォーム」EXでは10%それぞれアップした。

 従来品「スタイロフォーム」の圧縮特性、難燃性、低吸湿・吸水性などの優れた特徴は継承。一方で高断熱性能により、同一の断熱性を持つ既存品との比較では、約20%薄くなった。ノンフロン・ノンホルムアルデヒド製品であり、PRTR物質も使われていない。材料のリサイクル利用もでき、グリーン購入法の特定調達品目でもある。特に断熱性能がアップして薄めになったことから、一般住宅の建築・リフォーム現場をはじめ、冷凍倉庫など幅広い分野での採用が期待される。

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