防犯システムの販売とコンサルティングを行うステージ(東京都新宿区)は、法人を中心に2000件の導入実績を持つ。
同社は、各メーカーを横断して、建物ごとに適切なカメラを選択。遠隔操作や警報などと機器を接続し、システムまでを構築して販売する。
同防犯システム構築により、ある戸建て住宅で窃盗を防いだ例がある。所有者が旅行で不在の日、午前3時に不審者が敷地内に侵入した。門扉を越えた時点でセンサーが反応し、カメラが撮影を開始。
また、所有者の携帯に侵入情報の連絡が入った。さらに侵入者が玄関付近に近づいた時点でサイレンが鳴り、ライトが点滅して威嚇。結果、侵入者は逃げ去った。
「防犯カメラの性能は日々進化していますが、どのメーカーのものをどう取り付けるか、カメラをどう遠隔操作させるか、センサーやサイレンなどをどう連動させるかの構築まで行う事業者は非常に少ないです。当社は全国の多様な建物の事例をもとに、顧客にとってベストなシステムを構築します」(河野保治社長)
4月からは、代理店の事業を開始。建築会社などに向けて、防犯システムの商材や構築ノウハウを提供する。ユーザーが導入を検討する意向を示した場合、システムの概算見積もりやプラン提案などは同社が引き受ける。
「昨今はとくに、窃盗だけでなく、ごみの投棄や嫌がらせなどご近所トラブルが増え、抑止としての防犯システム導入を望む個人の方は増えています。当社は適切な商材選択から使用方法、アフターフォローまでを請け負いますので、代理店の皆様は安心してお客様に提案していただけると思います」(河野社長)

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