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2017年バスルーム最新トレンド発表《米国リフォーム市場リポートvol.4》

2017年バスルーム最新トレンド発表 《米国リフォーム市場リポートvol.4》

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~米国リフォーム市場リポート Vol.4~
2017年バスルーム最新トレンド発表

 全米キッチン・バス協会が年に1回発表するキッチンとバスのトレンド。2017年のアメリカの水まわり提案のトレンドが10のポイントにまとめられ、キッチン・バスインダストリーショーでプレスに発表された。前回のキッチンに引き続き、今回はバスのトレンドをリポートする。

1) コンテンポラリーの人気上昇

米国トレンド コンテンポラリーの人気上昇コンテンポラリーとトランジショナルがキッチンと同様にトランジショナルを圧倒する人気
NKBA Member
Leslie Lamarre, CKD,CID, TRG Architecture + Interior Design, San Mateo, CA.Co-Designer: J. Michael McGinn

Photo: Bernard Andre

2) 紫系が若手に人気

米国トレンド 紫系が若手に人気主流は白、グレイだが、若手デザイナーは紫系を使うように
NKBA Member

Jaque Bethke, Pure Design Environments,Ed en Prairie, MN
Photo: John Magnoski

 デザインではキッチンと同様にコンテンポラリースタイルとトランジショナル(移行期)スタイルがトラディショナルスタイルを追い抜き、2大人気スタイルになっている。

 カラーは白、オフホワイト、グレーの人気が圧倒的だが、ブルー系の人気も高まりつつある。若いデザイナーは紫系統のカラーを使うことが増えており、今後人気になる可能性が高い。

3) 木製キャビネットの採用多く

米国トレンド 木製キャビネットの採用多く収納と洗面台には木製キャビネットが多く採用されるようになると予測
NKBA Member

Leslie Lamarre, Leslie Lamarre, CKD, CID, TRG Architecture + Interior Design, San Mateo, CA. Co-Designer: J. Michael McGinn
Photo: Bernard Andre

4) フロートとオープン棚台頭

米国トレンド フロートとオープン棚台頭足のない洗面台やオープン棚の人
NKBA Member

Jaque Bethke, Pure Design Environments, Eden Prairie, MN
Photo: John Magnoski

5) 樹脂フローリング採用増加

セラミックタイルが主流だが、高品質樹脂フローリングも伸びている

 洗面台では、ヨーロッパでは主流の壁付けで足のないタイプが人気になってきている。デザインがスッキリ見えることに加え、掃除などの手入れのしやすさも人気上昇の理由。

 機能面でのトレンドとしては安全性と快適性に配慮した機能が人気上昇している。これは高齢者向けの提案も含めた、ユニバーサルデザインの需要の高まりを受けてのもの。敷居の高低差のないシャワーブースや適切な高さのシャワー位置、ベンチの高さなどに配慮した高齢者向けの提案も増えているという。アンケートに回答したNKBA会員の半数が浴槽を撤去する傾向もこうした安全性に配慮した提案に基づくものと思われる。機能面での別のトレンドとしては、節水トイレと節水水栓金具がより主流になってきている。

6) 横長のシンクが好まれるように

米国トレンド 横長のシンクが好まれるようにシンクはアンダーマウントが最も好まれ、トローシンク(横長のシンク)の人気が上昇中
NKBA Member

Gladys Schanstra, CKD, CBD, Schanstra Interior Design, Melrose Park, IL
Photo: Eric Hausman

7) 半数の会員が浴槽撤去

米国トレンド 半数の会員が浴槽撤去調査対象のNKBA会員のうち、半数がバスルームから浴槽を撤去している。残りの半数は独立型の浴槽を用いている。
NKBA Member
Molly Hustoft, Designer Homes Interiors, Coeur d'Alene, ID

Photo: Molly Hustoft

8) 水栓の色はゴールドカラーも増加

米国トレンド 水栓の色はゴールドカラーも増加水栓金具の色は艶消しのブラス色、ゴールドカラーが増加。主流はクローム、光沢ニッケル
NKBA Member
Lori Carroll, Lori Carroll & Associates, Tucson, AZ. Co-Designer: Alex Burch

Photo: Jon Mancuso

9) 敷居無しシャワーブース採用増える

バスルームの最重要課題である安全性と快適性に優れた敷居のないシャワーブースが伸びている

10) 節水トイレと節水水栓がより主流に

節水を機能として有する設備が当たり前の時代になりつつある。とはいえ、地域によって普及率に差はある

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