タカラスタンダード(大阪府大阪市)はリフォーム分野のさらなる強化に乗り出す。同社は2020年度に年商2000億円の達成を目指すが、前期末時点で1830億円までこぎつけた。残り170億円。この売上高の大半をリフォームで目指す考えだ。
年商の推移
172カ所のショールーム強化
2017年3月期は同社にとって我慢の年になった。売上高は過去最高を記録したものの、営業利益は6%減少の122億円だった。減益の理由の一つはリフォーム売り上げが伸びなかったこと。
リフォームでの売り上げは、新築戸建てや集合住宅よりも利益率が高い。そのため、リフォームで売り上げを伸ばすことが利益率の向上につながるのだ。
今後の強化策がショールームでの営業。これまで同社は全国172カ所でリニューアルしてきた。
「実に3分の2にあたるショールームのリニューアルを終えた。商品を説明するスタッフの研修も強化し、高い質でサービスを提供する体制も整えた」(渡辺岳夫社長)
これらショールームを活用して、リフォーム事業者が相談会などのイベント開催を増やし、販売をサポートすることで売り上げを伸ばす考えだ。
リフォーム店の施工をサポート
また、リフォームの施工品質を高めるサポートも強化する。それが職人の派遣体制の整備だ。

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