管の中に塩ビ管を導入
老朽化した大型建築物の配管の更新、更生で事業を拡大しているのが、いずみテクノス(東京都杉並区)だ。同社は住設の総合商社である小泉のグループ会社として、30年以上前から配管改修に取り組んでいる。
既存の配管に塩ビ管を通して内側から膨らませる
同社の強みは、壁の破壊を伴う配管の更新だけではなく、非破壊の更生にも対応している点だ。「モバイル・ハイブリッド工法II」という独自の施工方法で、専有部、共用部、外部への主管の各排水管すべてについて非破壊の更生ができる。
特に主管については、積水化学工業と共同開発した「リノベライナー工法」を用いる。これは、元の老朽化した鉄管や銅管に塩ビ管を通し、圧力を加えて管を広げて、既存の配管の内側に密着させるというもの。

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