衛生的に再資源化できるシステム
LIXIL(東京都千代田区)が、ウガンダ、南スーダンと国境を接するケニア北西部トゥルカナ郡にある難民キャンプ「カロベイエイ難民居住地」に、「グリーントイレシステム」を導入する契約を国連人間居住計画(国連ハビタット)と交わした。当初は公共トイレに3台、個別トイレ10台の設置を予定しており、受け入れ状況を見ながら拡大、継続を検討する予定。
「グリーントイレシステム」の仕組み
同キャンプは主に南スーダンからの難民約3万8000人を受け入れ、避難生活は20年以上の長期にわたって続いている。「グリーントイレシステム」は循環型無水トイレで、下水道の整備されていない地域でも地下水を汚染しない。排泄物は液体と個体に分離され、肥料としての有効利用を容易にする。キャンプでの衛生環境を改善しつつ、農業への利用で、経済的自立支援につなげられる。

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