ダイキン工業、持ち運べる本格エアコン開発

キッチンや洗面室で活用

　ダイキン工業（大阪府大阪市）が開発中のポータブルエアコン「Carrime（キャリミー）」が、クラウドファンディングサービス「Makuake」で募っていた支援目標を達成し、商品化が決定した。6月に先行して支援者の元に商品を届ける。一般への販売時期は未定。これまでエアコンの設置が難しかったキッチンや洗面室、寝室、屋根付きベランダなどさまざまな場所で活用できる。

ポータブルエアコン「Carrime（キャリミー）」の商品化が決定

　主な特徴は3つ。1つはコンパクトに持ち運べる点。重量は約6kgで女性でも持ち運べることを目指した。細長いデザインのため重心がぶれにくく安定しやすい。

　2つ目は本格的な涼しさを体感できる点。ヒートポンプ技術により、周囲の温度よりも7℃低い吹出温度を実現している。業務用エアコン「マルチキューブ」にも搭載されている「ハニカム整流板」を活用し、約50㎝離れた場所でも周囲の温度より7℃低い体感温度の維持が可能。さらに水平方向から上方に　まで風向調整でき、欲しい場所に送風できる。