営業利益46%増
5月12日、大建工業(大阪府大阪市)が2020年3月期の決算を発表した。連結売上高は前年同期比10.7%増の2024億8100万円で4期連続の増収。営業利益は同46.3%増の83億8400万円、経常利益は同33.2%増の91億800万円だった。
売上高と経常利益の推移
素材事業は、和紙が原料の畳表が「和」のイメージのニーズの高まりで宿泊施設や商業施設で拡販、またカナダのCIPA社、米国のPWT社を連結に含めたことなどで売上高は同23.8%増の765億8900万円、営業利益は同121.1%増の25億300万円となった。
建材事業は床材やドア、音響製品などの内装建材の販売増や、無垢材フローリング事業を手掛けるテーオーフローリング社を連結に含めたことなどで売上高は6.1%増の949億3800万円、営業利益は同55.4%増の49億5500万円となった。
エンジニアリング事業は、首都圏のビル・マンションの内装工事の領域の拡大、また都内を主力にリフォーム事業を展開するリフォームキュー社を連結に含め売上高は同20.2%増の217億1300万円になった一方、利益面では技能工不足などによる労務費の高騰などから同39.7%減の6億1300万円の減益だった。
2020年3月期については、新型コロナウイルスの影響を算定することが可能となった時点で開示する予定。

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